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2021年3月24日水曜日

Thinkpad X1 Nano Gen1 実機使用感レビュー

4年振りにノート PC を買い替えたので、久々に VMware 関連以外の投稿です。

4年間利用していた Thinkpad X1 Carbon Gen5 (2017) から新製品の Thinkpad X1 Nano Gen1 に乗り換えました。4年前に書いたレビューは以下。

X1 Nano そのものの詳細なレビューは The 比較のサイトや Engadget の紹介など他に素晴らしい記事が沢山あるのでそちらを参照してください。

※ 本投稿の最後に、X1 Nano において Zoom がクラッシュ・落ちる事象の回避策も追記しています。 Zoom 5.6.1 と Intel Iris Xe 27.20.100.9415 の組み合わせで改修されたようなのでまずはアップデートしてみてください。

※ また、S0 スリープと相性の悪いアプリが原因で復帰後に CPU が高騰してしまう事象の切り分けも別でまとめました。

2021年3月11日木曜日

vSphere・vSAN 7.0 u2 機能強化・アップデート情報

半年前に vSphere・vSAN 7.0 u1 の機能強化・アップデート情報をまとめたばかりですが、3/9 に 7.0 u2 がリリースされました。
※ vSphere・vSAN 7.0 u1 機能強化・アップデート情報 はこちら

公式ドキュメントとしてのリリースノートは以下

公式ブログでの What's New は以下

今回も vSphere と vSAN の強化機能についてまとめますが、
vSphere・vSAN 7.0 u2 機能強化のうち個人的に特に以下 5 つが嬉しいポイントかなと感じています。

  • データセキュリティの強化
    vSphere Native Key Provider と ESXi Key Persistence を利用した外部 KMS 無しの vSAN 暗号化が可能に
  • HCI Mesh が Phase 2 に進化
     "非 vSAN クラスタ" からも外部の vSAN データストアをマウント可能に (クライアント側に vSAN の追加ライセンス不要)
  • vSAN File Services の強化
    Stretched Cluster や 2Node Cluster のサポート、API を介した Snapshot や Unmap の機能が追加
  • vSphere Lifecycle Manager (vLCM)  の強化
    NSX-T のサポートと Tanzu のサポート、クラスタクイックスタートの強化
  • パフォーマンスの強化
    AMD EPYC シリーズへの最適化や広帯域ネットワーク環境での vMotion 並列度の自動調整、vSAN over RDMA (RoCE V2) の対応、vSAN ネットワークモニタリング項目の詳細化・閾値アラームの追加など

その他にも、vSAN Health (vSAN Skyline) の強化で過去の健全性履歴が閲覧可能になったり、Tanzu / Kubernetes 関連の強化や GPU 関連の強化、その他沢山ありますが捌ききれないので公式 Blog を後半でご紹介します。

2021年1月15日金曜日

Flash 版 vSphere Web Client 接続端末を Windows Server 2016 で今から新規に作る方法 (Flash EOL その場しのぎの回避方法)

とうとう 2020/12/31 で Adobe Flash のサポートが終了し、2021/1/12 以降はインストール済みの Flash の起動も基本的に実行不可となりました。

※ 古い OS 環境で Flash 32.0.0.371 以前のバージョンなら 2021/1/12 以降起動できなくなる設定を回避できますが、これからの入手は実質不可でインターネット上に落ちているバイナリは改変・改竄されているリスクがあるので絶対にインストールしないでください。

(この後ご紹介する方法は Windows Server 2016 組み込みの Flash を利用する事で回避していますが、当然非推奨かつセキュリティリスクがある運用なのでご注意下さい)

vSphere 6.x の環境も、全ての機能が移行された vCenter 6.7u3 以降の HTML5 版 vSphere Client が使えない場合は従来の Flash 版 vSphere Web Client が必要になる事が多々あるかと思います。

公式には以下の KB と、VMware Japan Blog の方にも回避策が案内されていますが、今後の Web ブラウザのバージョンアップなどでそもそも Flash が全く利用不可になる日も近いと思います。

Windows Server 2016 を新規インストールして臨時の Flash 版Web Client 端末にする

新規に Windows Server 2016 をインストールするとその中には RDSH 用に Flash のバイナリも含まれています。
それを Windows Server 2016 本体にインストールして Flash Web Client を緊急利用する回避策をご紹介します。

※ 手元の環境で確認したところ Flash のバージョンは 22.0.0.209 とかなり古い。
OS のアップデート未適用の運用もそうですが、Flash 自体のセキュリティリスクがあるので本来はこれらの利用は強く非推奨です。

2021年1月9日土曜日

PowerCLI で vSphere Clustering Service (vCLS) の起動停止をする方法

 vSphere 7.0u1 から DRS などのクラスタ制御機能が vCenter から vCLS (vSphere Cluster Services) に移管され、vCLS そのものの有効化・無効化 (Retreat Mode) の操作方法を昨年以下の記事にまとめました。

今回はクラスタの計画停止や UPS などのシャットダウンツールの連動などで vCLS Retreat Mode の切り替えを PowerCLI でスクリプトを組むための方法をまとめます。

※ 作業前に必ず KB も併せて確認して下さい。

PowerCLI でクラスタの Domain ID を確認する

まずは vCenter に接続。この後 AdvancedSetting の設定で使うので $vc に入れておきます。

$cre = Get-Credential
$vc = Connect-VIServer -Server "vCenter IP or FQDN" -Credential $cre
 

続いて Get-Cluster でクラスタの情報を取得してみます。

PS C:\> Get-Cluster | Format-Table -AutoSize

Name      HAEnabled HAFailoverLevel DrsEnabled DrsAutomationLevel
----      --------- --------------- ---------- ------------------
vSAN      True      1               True       FullyAutomated
Nested-CL False     1               False      FullyAutomated
PCL       False     1               True       Manual
 

デフォルトの出力だと Domain ID が分からないので、Select-Object で "ID" を含めるか、ExtensionData の管理対象オブジェクト (MoRef) を確認します。

# Cluster ID の末尾から確認する場合
PS C:\>  Get-Cluster | Select-Object Name,Id |Format-Table -AutoSize

Name      Id
----      --
vSAN      ClusterComputeResource-domain-c3012
Nested-CL ClusterComputeResource-domain-c3006
PCL       ClusterComputeResource-domain-c8
 
# 管理対象オブジェクト (MoRef) を確認する場合
PS C:\> (Get-Cluster -name "PCL").ExtensionData.MoRef.Value
domain-c8
PS C:\> (Get-Cluster -name "vSAN").ExtensionData.MoRef.Value
domain-c3012
PS C:\> (Get-Cluster -name "Nested-CL").ExtensionData.MoRef.Value
domain-c3006
 

Cluster ID は "ClusterComputeResource-domain-cXXXX" となり、URL に含まれる Domain ID と同じものを確認できます。

クラスタを指定して管理対象オブジェクト (MoRef) を確認した場合はすぐわかります。

vCLS Retreat Mode に関する詳細設定を PowerCLI で作成・制御する

前回は vSphere Client で追加した "config.vcls.clusters.domain-cXXXX.enabled" を PowerCLI で操作します。

現在の vCLS Retreat Mode に関連する詳細設定(Advanced Settings)の有無を確認します。

PS C:\> Get-AdvancedSetting -Entity $vc -Name config.vcls.clusters.* | Format-Table -AutoSize

Name                                      Value Type     Description
----                                      ----- ----     -----------
config.vcls.clusters.domain-c8.enabled    false VIServer
config.vcls.clusters.domain-c3006.enabled false VIServer
 

先ほど新規で作成した "vSAN" クラスタの ID は未作成なので、これを新規に New-AdvancedSetting で追加します(削除は vCSA 内の vpxd.cfg を修正する必要があるので値が正しい事を必ずチェックしてください)。"vSAN" クラスタの Domain ID は "domain-c3012" なので "config.vcls.clusters.domain-c3012.enabled" を追加します。

PS C:\> New-AdvancedSetting -Entity $vc -Name config.vcls.clusters.domain-c3012.enabled -Value false
 

Retreat Mode の On/Off は Set-AdvancedSetting から true / false で制御します。

  • true なら Retreat Mode が無効 (vCLS が 有効 : vCLS VM が作成される)
  • false なら Retreat Mode が有効 (vCLS が無効 : vCLS VM が削除される)
# vCLS 有効化
PS C:\> Get-AdvancedSetting -Entity $vc -Name config.vcls.clusters.domain-c3012.enabled | Set-AdvancedSetting -Value true

# vCLS 無効化 (Retreat Mode 有効化)
PS C:\> Get-AdvancedSetting -Entity $vc -Name config.vcls.clusters.domain-c3012.enabled | Set-AdvancedSetting -Value false
 

有効・無効が正しく反映されている事を確認します。

# 各クラスタの vCLS の状態を確認 (全て Retreat Mode 有効状態)
PS C:\> Get-AdvancedSetting -Entity $vc -Name config.vcls.clusters.* | Format-Table -AutoSize

Name                                      Value Type     Description
----                                      ----- ----     -----------
config.vcls.clusters.domain-c8.enabled    false VIServer
config.vcls.clusters.domain-c3012.enabled false VIServer
config.vcls.clusters.domain-c3006.enabled false VIServer


# "vSAN" クラスタ (domain-c3012)の Retreat Mode を無効化 (vCLS の有効化)
PS C:\> Get-AdvancedSetting -Entity $vc -Name config.vcls.clusters.domain-c3012.enabled | Set-AdvancedSetting -Value true

# "vSAN" クラスタ (domain-c3012) のみ vCLS が有効になった事が確認できる
PS C:\> Get-AdvancedSetting -Entity $vc -Name config.vcls.clusters.* | Format-Table -AutoSize

Name                                      Value Type     Description
----                                      ----- ----     -----------
config.vcls.clusters.domain-c8.enabled    false VIServer
config.vcls.clusters.domain-c3012.enabled true  VIServer  ← true に変更される
config.vcls.clusters.domain-c3006.enabled false VIServer
 

vCenter の詳細設定の操作は間違えるとシステムに大きな影響を与えるため慎重に行ってください。

以上、PowerCLI を利用して vCLS Retreat Mode を起動停止してみました。

2021年1月8日金曜日

Advanced Cross vCenter vMotion の活用 : vCenter を跨いだ仮想マシンの移行方法のパターンについて

2020年12月にリリースされた vCenter 7.0u1c で実装された "Advanced Cross vCenter Server vMotion (Migration)" により、vSphere Clinent の GUI から異なる vCenter 間での vMotion が可能になりました。

※ 従来は SSO ドメインの異なる vCenter 間では PowerCLI などから vCenter API を叩く必要がありました。

今回は新機能の "Advanced Cross vCenter Server vMotion (Migration)"  含めて、現在利用可能な仮想マシンの移行機能をご紹介、試してみたいと思います。

"Advanced Cross vCenter Server vMotion (Migration)" に関する公式情報は以下を参照ください。

※ 本投稿で動作確認したものは全ての環境で同様に動く事を保証するものではありません。本番環境での移行を検討する場合は必ずサポートされた構成で事前検証を実施してください。

※ 2021/10/6 追記 : vCenter 7.0 Update3 から Adv-XvC-Migration に "クローン" の機能が追加され、元環境の VM を残したまま VM の vCenter 跨ぎの移行が可能になりました。詳細はこちら

今回の内容です。

2020年12月7日月曜日

新しくなった VMware Tools のサポートポリシーとダウンロード方法

※ 本投稿は先日の "vSphere クラスタの鉄板構成・サイジングのポイント 2021 年版"  から VMware Tools の項を抜粋しております。

VMware Tools のサポート状況の確認方法

従来は vSphere ESXi や Workstation などにバンドルされる VMware Tools のバージョンを利用して、母艦のサポートライフサイクルに合わせて運用される事が多かったと思いますが、
2020年11月より VMware Tools 自体も VMware Product LifeCycle Matrix に明確にサポート期間が掲載されるようになりました。
可能な限りサポート期間中のバージョンで運用しましょう。
2020年12月時点ではバージョン 10.1.x 以降が General Support となります。

サポートされるバージョンの VMware Tools の入手

現在は ESXi に Bundle される前のより新しいバージョンの VMware Tools もどんどん My VMware で提供されています。
それらは以下の URL からリリースノートの情報含めて入手可能なので必要に応じて入手してください。
My VMware からは各ゲスト OS 用のバイナリの他に、ESXi にバンドルされる VMware Tools を更新するための VIB ファイルも用意されています。
Update Manager や LifeCycle Manager を利用する or ESXCLI で ESXi に含まれる VMware Tools を更新する事が可能です。

VMware Tools の公式ドキュメント

公式ドキュメントとして、2020年12月現在 以下の URL にて Ver 10.x 以降のリリースノート、ユーザーガイドが公開されています。

VMware Tools のその他のバイナリ入手先

各バージョンの ESXi に Bundle される VMware Tools は My VMware 以外にも以下のリポジトリからも入手可能です。
それぞれのパッケージがどの vSphere ESXi に対応しているのか、Build 番号含めて確認が以下のリストで可能です。


2020年12月6日日曜日

vSphere クラスタの鉄板構成・サイジングのポイント 2021 年版

 ここ数年、様々なお客様環境のアセスメントを実施して、現状の課題と改善案を説明してきた中で vSphere 仮想化基盤のサイジングに関する考慮点や、性能を最大限かつ安定的に発揮する構成、設計についてディスカッションする機会が多くありました。

vSphere のベストプラクティスを挙げていくとキリがありませんが、それらの中で特にサーバーやストレージの物理のデザインにも関連した内容で頻繁に紹介してきたもの集めてみました。(本投稿の内容は基本的に公式のガイドに沿ったデザインの内容ですが、一部個人の経験に基づく内容もありますのでご了承ください)。

※ 本投稿は vExperts Advent Calendar 2020 の 12/6 分を担当しております。
非常に長文ですが、オンプレミス環境の vSphere クラスタデザインの参考にしていただければ幸いです。

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