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2015年11月30日月曜日

VMware ESXi 6.0 (ESXi600-201511001)のインパクト

先週ESXi6.0.x用のPatch(EP4)がリリースされましたが、主なバグフィックスが

VMware ESXi 6.0, Patch Release ESXi600-201511001
(http://kb.vmware.com/kb/2137545)

VMware ESXi 6.0, Patch ESXi600-201511401-BG: Updates esx-base (http://kb.vmware.com/kb/2137546)

にあるように、VADPのCBTの不具合に関する修正がesx-baseに適用されており、個別の適用でなく、ESXi 6.0.xの累積Patchとしてリリースされているようです。
(11/30に6.0 Express Patch 4 と名称が追加れたようです http://kb.vmware.com/kb/1014508)

VADP CBTの不具合は以下のKB。
Backing up a Changed Block Tracking enabled virtual machine in ESXi 6.0.x returns incorrect changed sectors
(http://kb.vmware.com/kb/2136854)


VADPでバックアップする際の増分バックアップの変更ブロック(CBT)の不具合なので、バックアップしたデータに不整合がある可能性があり、当然リストアが出来ない大問題になるのでクリティカルな修正となっています。

ただ、今回は修正対象がesx-base(6.0.0-1.22.3247720)と、Kernel部分に手が入っているので個別PatchではなくESXi 6.0.xの累積Patchとしてリリースされているので、
ESXi 6.0 無印環境でvDPなどでバックアップしている場合にも本Patchは要適用となってます。

その場合、Patchを適用すると自動的にESXiが 6.0u1a 以上に引き上げられてしまうのでvCenterは事前に6.0u1以上に更新しておく必要があります。

そうなると今度は、vCenter 6.0u1、ESXi 6.0u1以上に対応していない周辺コンポーネントがあると、バックアップのためにベースはバージョンアップできないという問題も発生する事もあり、その場合のワークアラウンドが KB2136854 に書かれている

  • ESXiを5.5にダウングレード
  • 増分バックアップする時は仮想マシンをシャットダウン
  • 増分バックアップを使わず毎回フルバックアップ
  • CBTを無効にして再度フルと増分を実施
という3点から選択する対応になってしまい、バックアップソフトウェア的に非常に厳しい状況です。

もしVADPを利用してバックアップを構成している場合、特にvDPを使っているときは周辺コンポーネント間の互換に注意が必要です。

2015年9月24日木曜日

VMware KBのアップデート情報を自動で入手する方法

VMwareのKB情報の新着をメールやRSSフィードで自動で受け取る方法は幾つかありますが、私は以下の三つの方法で情報収集しています。

既にリリース済みKBのアップデートの受信

kb.vmware.comから調べたいプロダクトを選択し、KB一覧を表示したうえで、それぞれのKBのページに移動にブラウザからFeed Readerに登録する。
この方法だと既知のKBの更新は受け取ることが出来ますが、新規のKBは受け取る事が出来ないので、次の方法を併用します。

KB Digestから新規KBが発行されたことの通知

1週間ほど時間差が発生してしまいますが、VMware公式ブログ "KB Digest"で新着・更新KBが公開されているのでブログサイト(http://blogs.vmware.com/kbdigest/)のメール配信、またはRSSフィードの購読を行い、メーラーでチェックする事が可能。
私はThunderbirdでRSSを受けとって、タグ付けをして管理しているのと、Gmailで受信してキーワードフィルタでタグ付け・アラート設定をしており、蓄積された新着を後からキーワード検索しやすくしています。

Googleアラートの利用

Google頼りになってしまいますが、Googleアラートに
<キーワード> site:kb.vmware.com
でアラートを設定してアップデートを拾う事も出来ました。複数組み合わせて最新情報をキャッチする事は出来ますが、Googleのインデックスに掛からないと漏れる可能性もありますので注意。

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