VMware ESXi 6.0, Patch Release ESXi600-201511001
(http://kb.vmware.com/kb/2137545)
VMware ESXi 6.0, Patch ESXi600-201511401-BG: Updates esx-base (http://kb.vmware.com/kb/2137546)
にあるように、VADPのCBTの不具合に関する修正がesx-baseに適用されており、個別の適用でなく、ESXi 6.0.xの累積Patchとしてリリースされているようです。
(11/30に6.0 Express Patch 4 と名称が追加れたようです http://kb.vmware.com/kb/1014508)
VADP CBTの不具合は以下のKB。
Backing up a Changed Block Tracking enabled virtual machine in ESXi 6.0.x returns incorrect changed sectors
(http://kb.vmware.com/kb/2136854)
VADPでバックアップする際の増分バックアップの変更ブロック(CBT)の不具合なので、バックアップしたデータに不整合がある可能性があり、当然リストアが出来ない大問題になるのでクリティカルな修正となっています。
ただ、今回は修正対象がesx-base(6.0.0-1.22.3247720)と、Kernel部分に手が入っているので個別PatchではなくESXi 6.0.xの累積Patchとしてリリースされているので、
ESXi 6.0 無印環境でvDPなどでバックアップしている場合にも本Patchは要適用となってます。
その場合、Patchを適用すると自動的にESXiが 6.0u1a 以上に引き上げられてしまうのでvCenterは事前に6.0u1以上に更新しておく必要があります。
そうなると今度は、vCenter 6.0u1、ESXi 6.0u1以上に対応していない周辺コンポーネントがあると、バックアップのためにベースはバージョンアップできないという問題も発生する事もあり、その場合のワークアラウンドが KB2136854 に書かれている
- ESXiを5.5にダウングレード
- 増分バックアップする時は仮想マシンをシャットダウン
- 増分バックアップを使わず毎回フルバックアップ
- CBTを無効にして再度フルと増分を実施
という3点から選択する対応になってしまい、バックアップソフトウェア的に非常に厳しい状況です。
もしVADPを利用してバックアップを構成している場合、特にvDPを使っているときは周辺コンポーネント間の互換に注意が必要です。
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