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2018年8月28日火曜日

vSphere6.7U1と vSAN 6.7U1の発表

ラスベガスで開催中のVMworld 2018でvSphere 6.7u1が正式に発表され、公式ブログなどにも情報が出てきました。個人的に気になったものを拾ってみました。

vSphere 6.7u1関連の公式Blog
vSAN 6.7u1関連の公式Blog
VMworld 2018のセッション動画は以下URLに順次公開が始まっているようです。
それぞれ、個人的に気になる機能が強化されていましたので、実際に触ってみるのが楽しみです。
リリース時期に関しては
In conjunction with the announcement of vSphere Platinum we also have announced vSphere 6.7 Update 1 (note: general availability will be later this year).
とあるので、もう少し後になりそうです。

気になる強化された機能はざっと以下になります。
  • vSphere Client(HTML5)の強化
    以下のように、すべての管理機能がHTML5のvSphere Clientに統合されたようです。 
All administrative functions have now been completed for the vSphere Client
  • クラスタ クイックスタート(Cluster Quickstart)
    今までのようにHA、DRS、vSAN、vDSなど機能ごとに有効にして、設定をしていかなければならなかったvSAN Ready Nodesのセットアップも、6.7u1で実装される Cluster Quickstart で VxRailなどのHCIアプライアンスに近いクイックセットアップが実現できそうです。vDSへの移行もサポートしてくれるのは運用のハードルが大幅に下がりそうです。
    クイックスタート機能はESXiホストの拡張時も活用できるようなので、これもVxRailのようにESXiがインストールされたホストをネットワークに接続すれば数分でvSANクラスタへの組み込みが完了してくれるようです。
    • vSphere HA、vSphere DRS、vSANなどのクラスタサービスの設定
    • ホストの追加 - 複数のホストの同時追加
    • vSAN展開タイプの指定
    • vDSを含むネットワーク構成
    • ディスクグループの設定
    • 重複排除と圧縮/暗号化などのデータサービスの設定
This configuration includes HA & DRS, Enhanced vMotion Compatibility (EVC), a vSAN datastore, and networking including a Virtual Distributed Switch (VDS). With Cluster Quickstart you can go from zero to fully functioning cluster in a matter of minutes. And, when it is time to expand the cluster, there is a simple workflow to add new hosts and configure them using the cluster settings used during initial setup.
This new workflow also includes a cluster validation that can be used to ensure all settings have been properly configured on all hosts and will report any discrepancies.
  • Update Managerの機能拡張
    Update ManagerでもvSANクラスタの更新時にコントローラドライバ、ファームウェアの更新を適切に実施してくれるように機能が改善されました。
  • vSANキャパシティレポートの改善
  • vSANでTRIM / UNMAPサポート
    地味にこのTRIM / UNMAPのサポートが長期的なvSANデータストアの運用では嬉しい機能実装と考えています。
  • サポート診断の機能強化
HTML5のvSphere Clientがメインになる事で、恐らくそれに合わせてくるVxRail 4.7も新しいUIで機能を実装してくると思われますし、
vSAN Ready Nodes自体も、VxRailに負けないくらいの自動化機能が標準で利用できるようになるのはとても面白そうです。

vSphere Platinum、その他のアップデートはもう少し情報を精査してからまとめたいと思います。

2018年8月23日木曜日

Cheero Power Deluxe 20100mAh のレビュー

少し前ですが、5月末にモバイルバッテリーのCheero Power Deluxe 45W 20100mAh(CHE-094)を購入したのでご紹介。

Cheero Power Deluxe 45W 20100mAh(CHE-094)

元々、USB Type-cコネクタで充電するThinkpad X1 Carbon 2017を外出先で充電可能な大容量バッテリーが欲しいと思い探していたので、この製品を購入しました。

ほぼ同時期に発売された「Lenovo USB Type-C ノートブックパワーバンク(14000mAh)」と悩んだのですが、パワーバンクの売りであると思った「パワーバンクを充電しながらPCにも給電可能」というのが、Thinkpadの角コネクタで充電しながら、Type-cでPCへ出力という仕組みだったので、今さら各コネクタのACアダプタ持ち歩かないし、Cheeroに比べて容量少なくて値段は3倍だったので却下となりました。
ちなみに私が購入した時はAmazonで4,480円でした。

以下、使ってみた感想。

パッケージはシンプル。

同梱物は45cmくらいのType-C - Type-C のケーブルのみ。

起動中のX1 Carbonに接続してみると約45Wで給電されます。

終日開催のセミナーなどに参加して、スマフォでテザリングしながらPCでVDIしていると16時くらいにはどちらもバッテリー残容量が0に近くなりますが、このCheeroがあるとぷらす時間くらい分は充電されるので重宝します。

ThinkpadのType-C 65Wのアダプタで充電すると45W前後で充電されます。2時間もあれば満充電できます。
本体横に記載されている定格は以下の通り。
Input :
  [Type-C PD] 5-20V=45W max
  [Micro USB] 5V=2.1A max
Output:
  [Type-C PD] 5-20V=45W max
  [USB-A] 5V=3A max、9V=2A Auto-IC

満充電に近くなると低速充電になりました。

ACアダプタから充電中のX1 CarbonからType-CケーブルでつないでCheeroを充電しようとしても残念ながら充電はできません。
また、Type-Cの口は一つだけなのでCheeroを充電しながらPCへの給電も不可です(Type-Aから携帯電話などの充電は可能)。

コネクタ接続口はこの様な感じ。
In専用のマイクロUSBの口が不要だからType-Cの口を2つ揃えて欲しかった。

充電中、給電中は側面の青色LEDが点灯、点滅。

2018年8月2日木曜日

8/1からvSphere ESXiのバージョンの呼称が変わった? (8/2修正:イメージ名が併記されるように修正されまました)

※日本時間8/2の夜にKBが再修正され、バージョン名(ESXi 6.7 EP 02a)、リリース名(ESXi670-201807001)、Build番号が併記されるようになったようです。

vSphere 6.7.0c、6.0u3gがリリースされたのでパッチなどをDLしつつ、バイナリのBuildバージョンと名称のマッチングを確認しようとしたところ、
どうも昨日のKBの更新で、ESXiのパッチリリースに関してはGAバージョン、Updateバージョン以外のパッチバージョンは、「6.7.0c」や「6.0u3g」などの名称を無くし、My Vmwareからダウンロードした際のイメージ名称である「ESXi670-201807001」「ESXi600-201807001」などに呼称を変更したようです。 ※ 8/2に併記されるように変更されていました。

8/2更新のKB
Build numbers and versions of VMware ESXi/ESX
https://kb.vmware.com/kb/2143832

個人的にはMy VMwareのパッチDLページ(https://my.vmware.com/jp/group/vmware/patch#search) で落としたファイル名がそのまま紐づくので、ファイル名 - Build番号 - バージョン名称 と三つを管理しなくてよくなり、かつ日付ベースのバージョン呼称がKBに掲載され、間違い難くなったかなと思います。


ちなみに、8/1更新のKBは以下のような表組で、バージョン名称が削除されていました。
焦ってBlogに一報を載せた次第です。


vCenterなどは従来通り、「6.7.0c」などの名称なので、8/2の更新でESXiがどのvCenterバージョンと同等か判断しやすくなりました。
Build numbers and versions of VMware vCenter Server
https://kb.vmware.com/kb/2143838



Vmware全製品のBuild番号とバージョンの整合は以下のKB参照
Correlating build numbers and versions of VMware products
https://kb.vmware.com/kb/1014508

ちなみに、ここ一年近く更新されていない、日本語版のKBの方は従来の名称のみが掲載されています。
VMware ESXi/ESX のビルド番号とバージョン




お客様向けの導入成果物やパラメータシートに決め打ちの記載がある場合は修正が面倒ですね..

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