4年振りにノート PC を買い替えたので、久々に VMware 関連以外の投稿です。
4年間利用していた Thinkpad X1 Carbon Gen5 (2017) から新製品の Thinkpad X1 Nano Gen1 に乗り換えました。4年前に書いたレビューは以下。
- Thinkpad X1
Carbon 2017 (Gen5)
の実機使用感レビュー
https://kwmtlog.blogspot.com/2017/03/thinkpad-x1-carbon-2017-gen5.html - Thinkpad X1
Carbon 2017 (Gen5)
の実機使用感レビュー(続き)
https://kwmtlog.blogspot.com/2017/03/thinkpad-x1-carbon-2017-gen5_15.html
X1 Nano そのものの詳細なレビューは The 比較のサイトや Engadget の紹介など他に素晴らしい記事が沢山あるのでそちらを参照してください。
- The 比較
https://thehikaku.net/pc/lenovo/20ThinkPad-X1-Nano.html - Engadget Japan
https://japanese.engadget.com/think-pad-x-1-nano-m-1-mac-book-083046169.html
購入した構成
Thinkpad X1 Nano の気に入った点
とにかくコンパクト
A4 サイズのドキュメントケース (写真は Syrinx TSUTSUMU A3 DOCUMENT CASE) や、
ちょっとした外出に利用している TUMI の肩掛けカバンにも収まります。
コロナ禍で出社・外出の機会がかなり減りましたが、外出時にコンパクトさと軽さは武器だなと思います。
X1 Carbon 以前に使っていた X220 、X240 と重ねたところ圧倒的に薄くなっています。
キーボード (USレイアウト) がなかなか良いバランス
X1 Nano や X1 Carbon 2021 などで JIS レイアウトは記号キーが狭幅になり非難を買っている様ですが、元々 US レイアウト使っていたので今回も US レイアウトにしました。
キーで変更ところは "Insert" キーが "End" キーと合体して Fn キーと組み合わせて利用するようになり、右の Alt、PrintScreen、Ctrl キーが狭幅になった以外は以前とほぼ同じサイズ感で収まっています。
Insert キー使わないし打ち間違える事が多々あったので個人的に省略されて良かったです。
打鍵感は色々な評価があると思います。外出時に数回使って悪くないなと感じてますが、私は普段家では Thinkpad Trackpoint Keyboard 2 を使っているので X1 Nano 本体のキーは打鍵感が浅さにはまだ完全に馴染めていません。
※ キーのテカリは気にしないでください...
Thinkpad X1 Nano 標準の 65W AC アダプタ vs GaN 65W AC アダプタ
今回発注時に Lenovo 65W USB Type-C GaN ACアダプター をオプションで購入しました。
Amazon でもっと安いのがありますが、一応電流量多いし保証がちゃんとついているのが良かったので 6,000 円オーバーでちょっと高めですが買ってみました。
結論として、これも非常にコンパクトで Type-C ケーブルも別売のものを付け替えられるので非常に良いです。
標準アダプタは意外と重いので GaN は買って正解かなと思います。
外部ディスプレイとの接続
私はこの1年 WFH がメインで、Type-C 接続で EIZO FlexScan EV2795 とそこからデイジーチェーンでつないでいる Thinkvison M14 の 3面で仕事に利用しています。
EV2795 の様な Type-C 接続可能なモニタに Thinkpad Trackpoint Keyboard 2 やマウスの USB レシーバを挿しておき、Type-C 一本で接続することで充電も画面出力も可能な Dock として使えるので机周りがすっきりしてお勧めです。
X1 Nano も 3面 に対応出来ていますが、一部、ポップアップで開かれたウィンドウの文字の境界がぼやけてしまう事象や、Type-C 接続時に正しく映像出力が認識されなかったり、次項の Zoom の問題もそうですがグラフィックドライバ周りの品質が良くない印象です。
※ 下の例は外部ディスプレイ (EV2795 : WQHD) で Explorer や PowerPoint そのものは正しく表示されるのですが、名前を付けて保存などポップアップで別ウィンドウが立ち上がった際に対象ウィンドウの描画が霞んでしまう事象があります。
オーディオ系の不具合
外部ディスプレイ経由で外付けスピーカーや外付けカメラ・マイクを利用している際に、Fn + F1 や Fn + F4 でマイクやスピーカーの無効をした際に、何等かアプリ側でマイクやスピーカーの InOut の処理が入った際に、無効にしたはずなのに解除されいきなり音声入出力がされてしまう事があります。
"コントロールパネル" > "システム" > "サウンド" > "関連設定" > "サウンドコントロールパネル" とメニューをたどり、マイクやスピーカーの詳細設定で「オーディオ拡張機能を有効にする」のチェックを外すことで回避はできます(デフォルトは有効)。
Thinkpad 2021 年モデルでの Zoom クラッシュ問題
※ 2021/4/3 追記
2021/04/01 に Windows Update に降ってきた Intel Display Driver 27.20.100.9415 (Intel Iris Xe) でどうやらこの問題は修正された様で、Zoom 5.6.1 との組み合わせでは Zoom のビデオレンダリング方法を "自動" とした場合も画面共有を行うことができました。Windows Update や Lenovo Vantage で更新してみてください。
※ 2021/4/20 追記
Windows Update でデグレした "27.20.100.9320" が公開・配信されてしまっているのでご注意ください。"27.20.100.9415" で出来ていた ビデオレンダリング方法を "自動" が使えなくなっています。
※ さらに 2021/4/24 追記
先日のデグレしたドライバの後、4/23 に配信された "27.20.100.9510" で改めてビデオレンダリング方法が "自動" でも Zoom が落ちないように再修正されていました。
不具合を確認して以下の回避策が有効だったバージョン ※ 2021/3/24 時点
- Zoom 5.5.4 (13142.0301)
- Zoom 5.6.0 (589)
Zoom のビデオ設定 > 詳細 > ビデオレンダリング方法 を "自動" から "Direct3D9" に変更
X1 Nano 側のグラフィックドライバは現時点では不具合を確認した3月上旬時点は以下のバージョンです。
- Iris Xe Graphics 27.20.100.9268 (2021/02/05)
今後、Zoom なのか X1 Nano 側のグラフィックドライバなのかに修正が入って "自動" でも問題なく利用できる様になると思いますが、Zoom クラッシュするときは上記の確認がポイントです。
※ 2021/4/3 追記
2021/04/01 に Windows Update に降ってきた Intel Display Driver 27.20.100.9415 (Intel Iris Xe) でどうやらこの問題は修正された様で、Zoom 5.6.1 との組み合わせでは Zoom のビデオレンダリング方法を "自動" とした場合も、問題なく画面共有を行うことができました。
ただ、やはり不安定な時があるのでしばらくは "Direct3D9" のままでも良いかなと思います。"Direct3D9" のままで何か不都合があるわけでもないです。
- Iris Xe Graphics 27.20.100.9415 (2021/03/22)
※ さらに 2021/4/24 追記
先日のデグレしたドライバの後、4/23 に配信された "27.20.100.9510" で改めてビデオレンダリング方法を "自動" でも Zoom が落ちないように修正されていました。
X1 Nano で画面共有が始まると Zoom がクラッシュする問題、Zoom のビデオ設定 > 詳細 > ビデオレンダリング方法 を "自動" から "Direct3D9" に変更する事で回避できる事を確認。
— yuki (@yuki_kawamitsu) March 17, 2021
これでようやく業務に投入できる #ThinkPadX1Nano https://t.co/gMfxbxcdkI pic.twitter.com/dYedaJRR4C
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