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2024年12月21日土曜日

HCIBench 2.8.x の最新情報とストレージ性能検証の注意点

本投稿、この投稿は、vExperts Advent Calendar 2024 の 12/21 分を担当しています。

ここ数年の自分の Advent Calendar の投稿を見ていると、vSAN 含めたストレージの性能検証か設計の話、または LiveOptics などアセスメントの話が多かったので、改めて過去投稿を振り返りながら最近の HCIBench を活用した性能検証について紹介しようと思います。

HCIBench の最新情報

前回 HCIBench の活用方法について投稿してから早5年、当時 HCIBench 2.0 だったものは 2024年12月現在で HCIBench 2.8.4 まで開発が進んでいます。

Broadcom Community に移行した Flings ですが、HCIBench の最新版は GitHub 上で公開されてます。

【注意】 Broadcom Community : Flings 上の HCIBench のリンクは Version 2.8.2 と少し古いので、インストール後にバージョンアップするか、GitHub 側のものを最初から利用してください。

以前、HCIBench を利用して自動で様々なパターンの性能データ取得を可能にするための Tips を紹介したのが 2019 年の HCIBench 2.0 のときでした。
※ それ以前にも EMC Community の Blog ページにて vExpert Advent Calendar 2017 ネタで HCIBench 1.6 の頃の Tips を投稿していたのですが、コミュニティの終了とともに消えてしまいました...

その後、その年の Advent Calendar でストレージ性能設計・検証のすすめというタイトルの記事を投稿し、2年後の 2021 年にも性能試験を実施する際の考慮点をまとめた記事を投稿しております。

検証の考え方や実施方法については、基本的に変わっていませんが、実際の案件での PoC 相談や、トラブルシューティングの相談でこのあたりの内容が頻繁に利用されるので、改めて整理しておきたいと思います。

2021年12月20日月曜日

ストレージ性能設計・検証のすすめ③ : 性能試験を実施する際の考慮点

 本投稿、この投稿は、vExperts Advent Calendar 2021 の 12/20 分を担当しています。

元々、一昨年辺りからまとめていた仮想化環境におけるストレージ性能設計、検証方法の考慮点の3つ目のコンテンツの予定だったのですが、ずっと放置していたものをようやく投稿しました。


私なりの vSphere 環境でのストレージ負荷試験時に考慮しているポイントをまとめていますが、ストレージ機器の性能検証をする時の参考にしていただく以外にも、一般的なアプリなどの性能検証時にも共通する部分があるかと思いますのでご一読いただければ幸いです。

ストレージ性能は何を見るべきか?

一般的なストレージ IO 性能を示す値として、IOPS (毎秒あたりの Read / Write の IO 数)、スループット (毎秒あたりの Read / Write のデータ流量)、遅延 ( IO 毎の Read / Write 完了までに要する時間)があげられます。

その性能を提供するために必要となるコントローラやドライブの選定し、組み合わせて検証を行いますが、IO そのものの性能以外にも IO 性能を出す際のストレージコントローラやドライブなどの利用率・負荷、サーバーのシステム利用率など実際の利用下での負荷状況の予測値がまずは見るべきポイントと考えています。


メーカーのストレージの性能情報や、各種 IT インフラの RFP・仕様書を見てみると「IOPS」の数字だけが独り歩きしている事が多々あります。

どんな条件下での IOPS なのか、その IOPS を出している時のシステムは余裕があるのか、限界ギリギリなのかで状況は大きく異なってきますのでそれ以外の指標をしっかりと把握する事が重要です。

私のストレージ性能を計測して、サイジング・設計に落とし込む順序は、

  1. Max 負荷の IOPS・スループットがどの程度か、様々な IO パターンで限界性能の測定
  2. Max 負荷を把握したらその値を上限に徐々に IO 負荷を上げていき、IO 遅延の変化とシステム負荷を計測
  3. 遅延とシステム負荷の傾向が把握出来たら、健全と判断できる数値内でのサイジング

この順序で各種パターン検証と考察を行い、実際に必要なサイジングに反映します。
※ アプリケーション開発などと絡む場合は高負荷な限界状態での稼働確認テストや、長時間負荷や温度などを変えた耐久テストなどもありますが、今回は対象から外しております。

IOPS だけを見て性能要件とすると多くのストレージ選定は失敗するのでご注意ください。


※ 今回ご紹介する検証の考え方は、メーカーが Max 性能を引き出す際のベンチマークの掛け方とは異なります。とにかく高い IO 性能を出すためのベンチマークツールの使い方やチューニング方法はそれぞれのベンチマークツールの使い方の公式ガイドなどに例があるのでそれらをご参照ください。

2019年6月16日日曜日

HCIBench を利用したベンチマークテストのポイントと効率化(2)

前回、前々回で紹介した HCIBench 2.0 の紹介に続いて、HCIBench を利用した VDBench の各種パラメータのカスタム、レポートの自動生成について紹介します。

前回までの記事は以下参照ください。

※ HCIBench の公式情報や質問は本家のサイトにコメントすると開発者の方が即返信してくれます。
https://labs.vmware.com/flings/hcibench

なお、本投稿内のグラフ、IOPS 性能値などは特定の機器について述べたものではなく、サンプルとして数値に手入れをしたものを利用しています。

2019年5月31日金曜日

HCIBench を利用したベンチマークテストのポイントと効率化(1)

HCIBench 2.0 が先月リリースされ、その機能強化のポイントは以下にまとめましたが、
今回は HCIBench を利用してストレージの性能検証、ベンチマークを取るときのポイントをご紹介します。
【前回の HCIBench 2.0 の紹介】
HCIBench 2.0 のリリースと機能強化のご紹介
※ vSAN 性能検証のベストプラクティスについては、スライド付きで詳細な説明をVmware の vSAN 担当 SE 知久さんが VxRail チャンピオンクラブ で紹介しているのでそちらもご覧ください。
vSAN性能試験ベストプラクティス
https://www.slideshare.net/VxRailChampionClub/20180222vxrailccvsanvm

2019年4月15日月曜日

HCIBench 2.0 のリリースと機能強化のご紹介

ストレージの性能検証、ベンチマークツールとして便利な HCIBench が 4/4 にメジャーバージョンアップして HCIBench 2.0 になりました。

https://labs.vmware.com/flings/hcibench

初のメジャーバージョンアップでかなり大きく変更が入り、

  • UI が Clarity ベースとなり HTML5 vSphere Client 等と似た雰囲気に進化
  • Grafana を利用したテスト中のリアルタイム性能モニタリング機能を実装
  • 従来の VDBench を利用したワークロードだけでなく、fio を利用した負荷テストも可能に
  • Easy Run のパターンが4パターンに増加

などの、見た目と使い勝手が大きく更新されています。

HCIBench については2年前の vExpert Advent Calendar 2017 の投稿で利用方法をまめていましたが、今回 GUI 含めて大幅にアップデートされたので改めてご紹介します。
※2年前のコミュニティに投稿した記事(旧EMC Community Networkの廃止によりそろそろ消えるはず…)
https://community.emc.com/community/support/japanese/blog/2018/07/04/hcibench-vsan-performancetest

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