2018年5月10日木曜日

vSphere 6.5 Update2 のリリースと気になった修正点

GWの最中、検証環境のバージョンアップを予定していたのですが、日本時間の5/4にvSphere 6.5 Update2がリリースされたので6.5u1環境に適用してみました。

アップデート内容の詳細、適用方法などはリリースノートと公式ブログを参照してください。vSpehre 6.7の新機能などが後方適用されてたりします。
vCenterとしてのバックアップ・リストアの不具合など結構重要な修正が入っているので、今後vSphere 6.7は考えているけど、今すぐメジャーバージョンアップは、、、という方は当面は6.5u2を適用したほうがよさそうです。

※Vmware Blogの記事は以下参照
vSphere 6.5 Update 2 Now Available

リリースノートに詳細がありますので合わせて参照ください。
[英語] https://docs.vmware.com/en/VMware-vSphere/6.5/rn/vsphere-vcenter-server-65u2-release-notes.html

[日本語] https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.5/rn/vsphere-vcenter-server-65u2-release-notes.html


以下に、個人的に「お、ようやく直ったか」という地味なアップデートと、注意事項がありましたのでご紹介します。

■ vSphere 6.5u2 へのアップグレードとvSphere 6.7へのアップグレードの注意

-- リリースノートからの抜粋 --
本リリースのアップグレードに関する注意点
重要:vCenter Server 6.5 Update 2 から vCenter Server 6.7 へのアップグレードおよび移行パスはサポートされていません
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→ 6.5u2より前にリリースされた6.7GAへのアップグレードはサポートされないので、6.5u2を適用した場合は、次の6.7.x や、6.7u1が出てからのアップグレードが必要となるようです。

-- リリースノートからの抜粋 --
外部の vCenter Single Sign-On を使用する 環境でvCenter Server 5.5 Update 3b より前のバージョンから、外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server 6.5 Update 2 へのアップグレードまたは移行はサポートされていません。たとえば、外部の vCenter Single Sign-On を使用する vCenter Server 5.5 を外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server 6.5 Update 2 へアップグレードまたは移行する場合、先に vCenter Server 5.5 Update 3b へアップデートしてから、vCenter Server 6.5 Update 2 へのアップグレードまたは移行を実行する必要があります
vCenter Server 5.5 Update 3b のビルド番号は次のとおりです。
vCenter Server 5.5 Update 3b ビルド 3252642
vCenter Server Appliance 5.5 Update 3b ビルド 3255668
組み込みの vCenter Single Sign-On を使用する vCenter Server 5.5 以降から、組み込みの Platform Services Controller を使用する vCenter Server 6.5 Update 2 へのアップグレードまたは移行はサポートされています
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→ 5.5u3b 以前の外部SSOを利用するvCenter環境は、6.5u2への直接アップグレードはできないので、5.5u3b以降に更新してから6.5u2を適用します。
今年の8月でvSphere 5.5のGeneral Supportが終了するのでこれから更新を検討する方は多いかと思いますが注意点となります。

■ESXiホストの電源ユニットの片系断状態を正しく検知してアラームが上がるようになりました。

経験ある方ならわかるかと思いますが、以前のバージョンではESXiホストの電源が冗長化されていて、2系統で電源供給されているときに片系落ちると、ハードウェアステータスとしては電源断が判定されるけど、アラームが上がらない(WebClientでの視認やメールなどの通知ができない)問題がありました。

それがようやく修正されたようです。
お客様先でシステム導入時の障害検証で正しく検知されない、といったこともなくなります。

-- リリースノートからの抜粋 --
vSphere Web Client で、一部のハードウェア健全性ステータス アラームが失われ、センサーが誤ったグループに表示される可能性がある
ハードウェア センサーからの問題、または接続されていない電源などのハードウェアの問題によって、vSphere Web Client の [ハードウェア ステータス] タブでアラームがトリガされない可能性があります。ハードウェア センサーが、誤ったカテゴリに表示される可能性があります。たとえば、ストレージからのセンサーが電圧グループに表示される可能性があります。
本リリースで、この問題は修正されました。
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ただ、検証環境やデモ環境などで設備の制限で片系しか給電できなかった環境では、
6.5u2適用と同時に一斉にホストにレッドアラームが表示されてしまい、非常に見た目が悪くなってしまいます。

アラーム自体は「ホストのハードウェアの電源状態」という、vCenterのトップ階層に設定されたデフォルトアラーム定義なので、これを無効化すればアラームは表示されなくなりますが、本来のアラームの目的とは真逆の設定なのでご注意ください。
※個別のホスト、クラスタでアラームを無効化したい場合は逆のカスタムアラームを作成すれば打ち消せるかもしれませんが、少し面倒そうなので時間ができたら試します。