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2020年12月7日月曜日

新しくなった VMware Tools のサポートポリシーとダウンロード方法

※ 本投稿は先日の "vSphere クラスタの鉄板構成・サイジングのポイント 2021 年版"  から VMware Tools の項を抜粋しております。

VMware Tools のサポート状況の確認方法

従来は vSphere ESXi や Workstation などにバンドルされる VMware Tools のバージョンを利用して、母艦のサポートライフサイクルに合わせて運用される事が多かったと思いますが、
2020年11月より VMware Tools 自体も VMware Product LifeCycle Matrix に明確にサポート期間が掲載されるようになりました。
可能な限りサポート期間中のバージョンで運用しましょう。
2020年12月時点ではバージョン 10.1.x 以降が General Support となります。

サポートされるバージョンの VMware Tools の入手

現在は ESXi に Bundle される前のより新しいバージョンの VMware Tools もどんどん My VMware で提供されています。
それらは以下の URL からリリースノートの情報含めて入手可能なので必要に応じて入手してください。
My VMware からは各ゲスト OS 用のバイナリの他に、ESXi にバンドルされる VMware Tools を更新するための VIB ファイルも用意されています。
Update Manager や LifeCycle Manager を利用する or ESXCLI で ESXi に含まれる VMware Tools を更新する事が可能です。

VMware Tools の公式ドキュメント

公式ドキュメントとして、2020年12月現在 以下の URL にて Ver 10.x 以降のリリースノート、ユーザーガイドが公開されています。

VMware Tools のその他のバイナリ入手先

各バージョンの ESXi に Bundle される VMware Tools は My VMware 以外にも以下のリポジトリからも入手可能です。
それぞれのパッケージがどの vSphere ESXi に対応しているのか、Build 番号含めて確認が以下のリストで可能です。


2020年12月6日日曜日

vSphere クラスタの鉄板構成・サイジングのポイント 2021 年版

 ここ数年、様々なお客様環境のアセスメントを実施して、現状の課題と改善案を説明してきた中で vSphere 仮想化基盤のサイジングに関する考慮点や、性能を最大限かつ安定的に発揮する構成、設計についてディスカッションする機会が多くありました。

vSphere のベストプラクティスを挙げていくとキリがありませんが、それらの中で特にサーバーやストレージの物理のデザインにも関連した内容で頻繁に紹介してきたもの集めてみました。(本投稿の内容は基本的に公式のガイドに沿ったデザインの内容ですが、一部個人の経験に基づく内容もありますのでご了承ください)。

※ 本投稿は vExperts Advent Calendar 2020 の 12/6 分を担当しております。
非常に長文ですが、オンプレミス環境の vSphere クラスタデザインの参考にしていただければ幸いです。

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