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2019年12月24日火曜日

vSAN Observer で取得した stats.html ファイルが正しく開けない場合の対処方法

vSAN Observer の取得について ストレージ性能設計・検証のすすめ① : vSAN 性能検証時に取得するべき情報 にて紹介しましたが、
取得した stats.html ファイルを Chrome などで開いてもグラフが表示されない、という相談を受けましたので回避策を共有します。

事象

vSAN Observer の stats.html を開くも
 グラフが表示されない

こんな事象です。
本事象は Chrome や Firefox などの最近のブラウザのセキュリティ設定が原因です。
規定値ではローカルファイルから他のファイル、URL のデータを読み込まない設定になっています。
※ IE や Edge は 2019年12月時点では大丈夫そうですが、そろそろ Edge も Chromium ベースになる様なので将来的にはブロックされるかもしれません。

2019年12月22日日曜日

ストレージ性能設計・検証のすすめ① : vSAN 性能検証時に取得するべき情報

今年、いくつか HCIBench 等を利用したストレージ性能検証の方法を紹介したところ、いろいろと性能設計や検証に関連しての質問、相談がありましたので整理してご紹介しようと思います。

本投稿は vExpert Advent Calendar 2019 の 12/22 分を担当させていただきました。
https://adventar.org/calendars/4289

色々書きたい事を集めていたら膨大な量になって情報探し難くなってしまったので、何個かに記事を分ける事にしました
また、以下の HCIBench に関連した投稿も参考にしていただければ幸いです。

 vSAN 性能検証時に取得する情報

現職 (vSAN 製品担当) になってから「性能が出ない」「挙動がおかしい」など、 vSAN 試験に関しての相談を受ける事が非常に多くなり、そんな時に構成や試験内容、パフォーマンスログについてヒアリングするのですが試験事後で情報が取れないなど問題の切り分けに苦労する事が多数ありました。

本投稿では vSAN 性能試験を行う際に必ず取得していただきたいパフォーマンス情報、構成情報などの取得方法、
どの様な時にどの情報を見て問題(性能限界やボトルネックなど)を切り分ける事が出来るか、以下6つツールを利用するポイントをご紹介します。
  1. vCenter でのパフォーマンス情報取得の有効化と vSphere Client での監視
  2. vSAN Observer ログの取得
  3. vSAN 構成情報 ( vSAN Support Information) の取得
  4. vSAN Performance Monitor でのモニタリング
  5. HCIBench でのモニタリングとログ取得
  6. PowerCLI での vSAN Stats ログの取得
※ 性能検証時のログ取得、障害などの切り分け等する際には①~③は必ず設定、取得してください。これがあるだけで問題解決への道のりが大幅に短縮されます。

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