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2020年7月31日金曜日

vRealize Operations の標準ダッシュボードで「ダッシュボード時間」の切り替えを有効にする方法

検証環境の vRealize Operations Manager の 7.x から 8.x にバージョンアップした際に気になった事でした、各ダッシュボードの右上にある「ダッシュボード時間」の切り替えがグレーアウトしている事象があります。
デモ用環境なのでコロナ禍で出番無くずっと放置していましたが、今回はその修正方法を覚え書きしておきます

vROps 7.x と 8.x でのダッシュボード時間の表示について

vROps 7.x の環境が手元になくなってしまったので過去の詳細を確認しきれていませんが、vROps 7.5 の時はで標準ダッシュボードに含まれる一般的な「運用概要」や「トラブルシューティング」などで使えていた以下の赤矢印の部分です。

※ vROps 7.5 の時の「vSAN 運用概要」ダッシュボードでは 1H~7D-カスタムが選択可能でダッシュボード時間で表示設定されたウィジェットは時間軸の表示変更が可能


これが vROps 8.0 または 8.1 になると以下の様に、今まで標準ダッシュボードで出来ていた時間変更がグレーアウトしてしまい
  • 「ダッシュボードレベルの時間コントロールを有効にするには、このダッシュボードのウィジェットを1つ以上 [ダッシュボード時間] に設定する必要があります」
  • 「 one or more widgets on this dashboard should be set to "dashboard time" to enable dashboard level time controls 」

などとメッセージが表示されます。

どうやら今まで標準ダッシュボードのウィジェットに設定されていた「ダッシュボード時間」の設定が vROps 8.x では固定となってしまっている様で、
今まで通りダッシュボード時間で表示を変更するためには各ウィジェットの設定を変更する必要がありそうです。

ウィジェットのダッシュボード時間設定の方法

今回は vROps 8.1 (Build 15972145) の画面で変更手順を紹介します。

初期状態は先ほどのダッシュボード時間の変更がグレーアウトしている状態です。

ダッシュボード時間を利用できるようにしたいウィジェットの「目玉」マーク(ツールバーの表示)ボタンをクリック。

 カレンダーアイコンをクリック

既定値では範囲が「過去 6 時間」などとなっています。

これを「ダッシュボード時間」に変更します。
※ ウィジェットの種類やバージョンによってこの設定方法に若干の違いがあります(以下の様なプルダウンリストの他、ラジオボタンでの選択など)

変更を反映するとダッシュボード右上のダッシュボード時間バーのグレーアウトが解除されます。
 例えばデフォルトの「6 時間」の場合と、

ダッシュボード時間を「24 時間」に変更してグラフを見比べると

この様にグラフの時間軸が変更される事が確認できます。

後は各ダッシュボードのグラフの時間設定を必要なだけ変更してあげます、が、沢山ダッシュボードがあると大変ですねコレ...

簡単ではありますが、vROps のバージョンアップ後に今までとグラフの時間表示、操作が異なって困ってしまったときはこの辺りを確認してみてください。

※ この方法ですが、vROps のアップデートパッケージ適用時に「デフォルトの内容の再設定」を有効にすると設定が戻ってしまう可能性がありますのでご注意ください。





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