vSphere を扱っている多くの方は「メジャーバージョンの GA 版はパスして Update1 で」という考えを持っている傾向が強いなと勝手に感じていますが、
2020年3月11日に発表、4月2日に GA された vSphere・vSAN 7.0 から半年経過し 2020年9月15日に 7.0 Update 1 (以下 7.0u1) が発表されました。
7.0 GA 時にはvSAN に関しては File Service など新機能以外にあまりアップデートがありませんでしたが、今回の 7.0u1 では vSphere・vSAN 共に大きな機能強化が発表されました。
本投稿ではそれぞれのアップデートの中で個人的に注目している機能強化をご紹介します。
※ 個人的に気になる機能のみをピックアップしているので各プロダクトの詳細情報は公式ブログも参照願います。
今回の内容です
- vSphere 7.0 Update 1 の機能強化
- Tanzu Basic の実装
- vSphere Clustering Services (vCLS)
- vSphere Life Cycle Manager の強化
- vSphere スケーラビリティ
- vSphere Ideas 連携
- その他の vSphere 7.0 u1 のアップデート
- vSAN 7.0 Update 1 の機能強化
- Cloud Native / Container 向け機能強化
- vSAN Data Persistence platform (DPp) と vSAN Direct Configuration
- HCI Mesh (vSAN クラスタ間のデータストア共有)
- Compression-Only 圧縮のみの容量削減モード
- Shared Witness Appliance
- 余剰領域の削減 (Slack Space 必要量の削減)
- 容量管理の簡素化
- 継続的な性能改善(vSAN 6.7u3 比で 30% 向上)
- メンテナンスモード中の耐久性の強化
- ホスト再起動時の高速化
- vSAN File Service SMB の実装
- その他の vSAN 7.0 u1 のアップデート
※ 今回書いていない機能も多数ありますので公式情報をぜひご覧ください。