日本時間の昨夜ようやくvSphere 6.7がGAされ、併せていろいろな関連コンポーネントもダウンロード可能になりました。
My Vmwareを確認すると Enterprise Plusだとこの辺りが現時点での公開状況です。
vSphere 6.7のリリースノートは以下参照。
https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.7/rn/vsphere-esxi-vcenter-server-67-release-notes.html
vSphere 6.7の新機能は最終的にどうなった?と思ってリリースノートを見ると
公式ブログ見てくれの一行のみでした…
https://blogs.vmware.com/vsphere/launch
個人的に気になったのは、vSphere Replication。これだけ Ver 8.1と飛んでます。
以前にAWSとのReplication対応用にSRMの前バージョンを合わせて8.0と飛んでしまっていたので、そちらにバージョンを合わせたようですが、従来のvSphere Replication 8.1は大きく変わったところがあります。
vSphere Replicationのリリースノートは以下参照
https://docs.vmware.com/en/vSphere-Replication/8.1/rn/vsphere-replication-81-release-notes.html
こちらは新機能のサマリがまとまっています。まとめると、
- UIがvCenter 6.7に合わせてHTML5に
- ベースOSがPhotonOS 2.0ベースになってよりセキュアに軽快に
- 複数のVMware vSphereバージョンをサポート(!)、6.0u3以降をサポート
- Support for multiple VMware vSphere on-premises versions. vSphere Replication 8.1 is compatible with VMware vSphere 6.0 Update 3 and later, including 6.7. For interoperability with the releases of VMware vSphere, see the Compatibility Matrices for vSphere Replication 8.1.
今までのvSphere Replicationだと、必ずvSphere(vCenter+ESXi)のバージョンと、vSphere Replicationのバージョンは1:1でしか対応していなかったのが不満で、
本番サイトとバックアップサイトの両方を同時にバージョンアップしないと、Replicationが維持できないという残念な制限がありました。
今回のvSphere Replication 8.1からはとうとうその制限がとれ、最近のバージョン(6.0u3以降)をマルチにサポートするようになったようです。
※ 2018/4/20 Update
Interoperability Matrices がアップデートされ、vSphere Replication 8.1、SRM 8.1のそれぞれについてリリースノート通りに更新されておりました。
https://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.php#interop&83=&2=
【before】
【after】
https://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.php#interop&83=&1=
【before】
【after】
4/18時点では確認できませんでしたが、リリースノート通りにマルチvSphereバージョンをサポートしてくれるとかなり強力な機能強化になりそうです。
ちなみに、Site Recovery Managerの方も、リリースノートには以下の様なWhat's Newが記載されており、こちらもマルチvSphereバージョンをサポートする様ですが、同じように4/18時点ではまだそのサポマトは反映されておりませんでした。
https://docs.vmware.com/en/Site-Recovery-Manager/8.1/rn/srm-releasenotes-8-1.html
- VMware Site Recovery Manager 8.1 is compatible with VMware vSphere 6.7. In addition, Site Recovery Manager 8.1 introduces backward compatibility with previous versions of vCenter and vSphere, as detailed in the Compatibility Matrixes for VMware Site Recovery Manager 8.1
- Streamlined HTML 5 user interface. New HTML 5 UI enhances the overall user's experience by simplifying the deployment and usage, and enabling streamlined workflows - unified replication and protection, site pairing, and more.
↑ SRM 8.1はvSphere 6.0u3から6.7まで広くサポートされています。
https://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.php#interop&83=&7=
【before】
SRMの1代サポートにはだいぶ悩まされてきたので、これが改善されると非常に助かります。
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