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2017年9月4日月曜日

vCSA on vSAN 構成でvDSのみでネットワークを組む際の注意事項

VxRail 管理系VMのバックアップ・リストア方法【バックアップ取得編】
VxRail 管理系VMのバックアップ・リストア方法【リストア・復旧編】

※ これらブログ記事、EMC Community Network のサイト移行に伴いアクセス不可となってしまいました。

上記のDELL EMCのコミュニティのブログに細かいことは記載したのですが、
vSANをベースとしたHCIで、vCenterそのものがvSAN上にあり、かつネットワークがvDS(仮想分散スイッチ)のみで構成されている場合、
vCenterがダウンしていると、通常の設定では新しいVMがvDSのポートグループに接続できません。

こういった非常時の際に、vSAN Ready Node構成で、vCenterをvSAN上に展開する際は、vCenterそのもののバックアップとリストア運用を考慮して「短期-バインドなし(Ephemeral Binding)」のvCSAリストア時用ポートグループを作成しておくことを推奨します
※ Ephemeral Port や 非バインドポートグループなどと呼ばれる事もあります。

短期-バインドなしのポートグループは新規ポートグループの作成時に選択可能です。



vDSの「短期-バインドなし(Ephemeral Binding)」のポートバインディングについては、以下のKBを参照してください。
※短期-バインドなしのポートグループはKBに記載ある通り、非常時のみの利用にとどめてください。

普段使わないポートグループですが、作っておくだけで障害発生時の復旧コストに大きな差が出ます。

※ 2020/12 追記 : 現在、VMware Cloud Foundation など VMware Validated Design (Ver4.1以降) に基づくアーキテクチャでは管理 VM のネットワークに  Ephemeral Port Binding のネットワークの利用、または  Ephemeral Port Binding のポートグループを管理 VM 復旧用に用意する事が推奨されています。

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