VxRail 管理系VMのバックアップ・リストア方法【リストア・復旧編】
※ これらブログ記事、EMC Community Network のサイト移行に伴いアクセス不可となってしまいました。
vSANをベースとしたHCIで、vCenterそのものがvSAN上にあり、かつネットワークがvDS(仮想分散スイッチ)のみで構成されている場合、
vCenterがダウンしていると、通常の設定では新しいVMがvDSのポートグループに接続できません。
こういった非常時の際に、vSAN Ready Node構成で、vCenterをvSAN上に展開する際は、vCenterそのもののバックアップとリストア運用を考慮して「短期-バインドなし(Ephemeral Binding)」のvCSAリストア時用ポートグループを作成しておくことを推奨します。
※ Ephemeral Port や 非バインドポートグループなどと呼ばれる事もあります。
短期-バインドなしのポートグループは新規ポートグループの作成時に選択可能です。
vDSの「短期-バインドなし(Ephemeral Binding)」のポートバインディングについては、以下のKBを参照してください。
※短期-バインドなしのポートグループはKBに記載ある通り、非常時のみの利用にとどめてください。
普段使わないポートグループですが、作っておくだけで障害発生時の復旧コストに大きな差が出ます。
※ 2020/12 追記 : 現在、VMware Cloud Foundation など VMware Validated Design (Ver4.1以降) に基づくアーキテクチャでは管理 VM のネットワークに Ephemeral Port Binding のネットワークの利用、または Ephemeral Port Binding のポートグループを管理 VM 復旧用に用意する事が推奨されています。