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2025年6月18日水曜日

無償のハンズオンラボで VCF 9.0 を体験してみよう

VMware Hands-on Labs (HOL) は Broadcom が提供する無料のオンラインラボサービスです。

インターネットアクセスと Web ブラウザさえあれば、いつでもどこでも VMware の様々な製品を実際に操作し、体験することができます。

仮想化技術やクラウド製品を、実際に環境を構築することなく、気軽に試せる学習プラットフォームとして広く利用されている他、ちょっとした動作確認や手順確認にも活用できる Web サービスです。



※ HOL を利用するためには Broadcom サポートポータルのアカウントを作成の上、ラボを利用する上でのプロファイルを入力する必要があります。

以下の KB を参照の上、事前にアカウントを作成してください。


    ※ 多くの方に VCF 9.0 HOL を操作していただきたい意向から、今週中は各 HOL の時間が60分に制限され、時間延長も行えません。来週以降は通常運用に戻る様です。以下の警告が表示されたら「Acknowledge」をクリックして進めてください。

    VCF 9.0 HOL Catalog

    今回、VCF 9.0 のリリースと同時に早速 VCF 9.0 の各種機能を体験できるラボが追加、公開されました。

    VCF 9.0 GA タイミングでリリースされたラボは以下のリンクから確認できます。

    または画面右側の「Catalogs」メニューから「VCF 9.0 GA」にチェックを入れてください。


    2025/6/17 (日本時間 6/18) の GA 時点では以下の 5つの VCF 9.0 ラボが公開されました。今後も追加されていく予定のようです。


    What’s New in VMware Cloud Foundation 9.0 - Platform (HOL-2610-01-VCF-L)

    VCF 基礎の基礎、"VCF 9.0 の概要"

    この HOL では VCF の Core インフラ機能について操作できます。

    • VMware Cloud Foundation の概要
    • VMware Cloud Foundation インストーラ
    • NSX 仮想プライベートクラウド (VPC) で生産性の向上

    What’s New in VMware Cloud Foundation 9.0 - Automation (HOL-2610-02-VCF-L)

    VCF 9.0 に組み込まれた自動化とテナント管理機能、"VCF Automation"

    この HOL では VCF に組み込まれた VCF Automation (旧称 Aria Automation) の機能をはじめとした、テナント管理や vSphere Supervisor、vSphere Kubernetes Service (VKS) の機能の一端を操作できます。

    • テナントと組織 - 管理と運営
    • モダンアプリケーションの構築
    • モダンアプリケーションのデプロイ

    What’s New in VMware Cloud Foundation 9.0 - Operations (HOL-2610-03-VCF-L)

    VCF 9.0 の新しい運用方法、"VCF Operations"

    この HOL では VCF に組み込まれた VCF Operations (旧称 Aria Operations )などの機能を利用した VCF の運用、プラットフォームの管理を体験できます。 

    • VCF 健全性&診断によるプライベートクラウド基盤の監視
    • プライベートクラウドにおけるネットワーク運用
    • プライベートクラウドにおけるストレージ運用
    • プライベートクラウドにおけるセキュリティ運用
    • チャージバックの仕組み

    VMware vSphere 9 - What's New with vSphere in VMware Cloud Foundation 9.0 (HOL-2630-01-VCF-L)

    VCF 9.0 の屋台骨を支える基礎の基礎、"vSphere 9 What's New"

    この HOL では VCF の概要 : HOL-2610-01-VCF-L よりも深く、vSphere 9 の各種新機能の操作、学習ができます。

    • vSphere 9 の新機能概要
    • vSphere Lifecycle Manager - vLCM 並列修復
    • リソース管理 - DRS、vMMR、CPU トポロジとレイテンシの強化
    • ゲスト OS とワークロードの改善
    • ベンダー混在クラスタ - ライフサイクル管理
    • LivePatch - ライフサイクル管理
    • NVMe Memory Tiering ‐ メモリ階層化の概要
    • vSphere のライセンスと運用

    Unifying VM and Kubernetes Management with vSphere Supervisor (HOL-2633-01-VCF-L)

    vSphere Supervisor による VM と Kubernetes 管理の統合、"vSphere Supervisor と vSphere Kubernetes Service (VKS)"

    この HOL では vSphere 上でのコンテナサービスの展開を司る vSphere Supervisor と vSphere Kubernetes Service (VKS) の操作を体験できます。

    • vSphere Supervisor とは?
    • vSphere Supervisor の活用例
    • vSphere Supervisor を使用したクラスタとアプリケーションの導入


    今後、その他の HOL メニューが追加されたら、続きを追記したいと思います。


    HOL の操作

    HOL の基本的な操作方法は過去に様々な方が投稿しているのでそれらを参照してください。

    従来の HOL デスクトップとの違い

    従来、HOL 環境に入ると Windows Desktop 上のブラウザ(Firefox や Chrome)や各種ツールを操作していました。

    新しい VCF 9 HOL では Ubuntu Desktop とブラウザ(Firefox) を利用した操作に変更され、以前より軽快に動作するようになりました。


    デスクトップ上の  README.txt や PASSWORD.txt はログイン情報などが記されているのでコピペで活用できます。

    現在の HOL は英語版のみで提供されていますが、ブラウザの設定を変えたり、各 UI の言語表示を変更することで日本語表示で UI を操作することもできます。

    VMware Lab Platform コンソール UI の日本語化

    HOL のコンソール自体は多言語対応しているので日本語に切り替えられます。


    コンソールを日本語表示にすると上部のバーの表示が日本語に切り替わります。


    ラボマニュアルの日本語化

    ラボマニュアルは英語版のみの提供ですが、皆様がご利用のブラウザの翻訳機能で十分理解可能な日本語に翻訳可能ですので、日本語でのラボマニュアルが必要な場合はそのようにご利用ください。

    次の画面は、先の画面を Chrome のページ翻訳機能でまるっと日本語化したものです。


    少し変な翻訳もありますが、年々翻訳の精度も上がっており、ほぼ違和感なく技術用語も読めるはずです。ラボマニュアルのページを送っても日本語訳がそのまま追従反映されるので便利です。

    もし理解に悩む文言があれば、そのときは原文を確認してください。

    VCF / vSphere 操作 UI の日本語化

    vSphere Client や VCF Operations の UI は標準で表示言語の切り替え機能が提供されていますが、時間制約のある HOL では都度操作するのは面倒です。

    その際は、ブラウザのページ表示言語を日本語に切り替えることで、Firefox で開いた vSphere Client や VCF Operations のページが自動的に日本語版で表示されます。

    ※ GA 時点では HOL Desktop 内の Firefox には言語パックや翻訳言語パックはインストールされていませんが、ページ表示言語の変更で Japanese を指定しておくことで vSphere Client などは日本語表示が可能です。言語パックの事前インストールは別途リクエスト中。

    Firefox のページ表示言語の変更は、右上のハンバーガーメニュー "≡" から "Settting" を開きます。 


    設定メニューの検索窓に " Lang " と入力し、言語設定系のメニューを表示します。


    表示言語を日本語 " Japanese [ja] " を指定し、" Add " します。


    日本語が最上位にあれば " OK " をクリックし、設定画面を閉じます。


    vSphere Client や VCF Operations、VCF Automation の UI を開けば日本語ログイン画面が表示されます。


    ログイン後も日本語表示で操作可能です。


    Firefox の言語設定を操作しない場合でも、vSphere Client や VCF 各種コンソールのユーザー設定、Account > Preferences の設定メニューから日本語を指定して、UI を日本語表示にすることももちろん可能です。



    VCF Automation など一部のツール UI の日本語化

    VCF Automation など一部のツールのブラウザの表示言語設定を日本語に変更しても自動で表示が変更されない場合があります。

    また、初回ログイン時に表示言語設定をするための "Preferences" メニューが表示されない場合があります。その場合は一旦ログアウトし、再ログインすることで表示されます。 ※ バグとして報告中。


    VCF Automation などで画面が日本語表示にならな場合があります。


    その場合は、右上のアカウントメニューから "My Account" を選択。


    しかし、次の画面のように言語表示を変更するための "Preferences" が表示されないときがあります。


    その場合は、一度コンソールをログアウトして、再ログインしてください(HOL を終了・ログインしないようにご注意)。


    無事に表示されたら、日本語 "Japanese" を選択します。


    画面を更新すれば、VCF Automation の日本語化が完了です。


    HOL Desktop のサイズ変更

    HOL Desktop のサイズもご利用のモニタのサイズに合わせて自動で拡大縮小されます。快適な操作のためにはなるべく大画面のモニタを利用することが推奨されます。

    例えば右側のラボマニュアルのメニューは閉じたり開いたり、またはポップアップで浮かすことが可能です。

    その分、HOL Desktop の解像度が上がり、広くデスクトップの UI が利用可能になります。


    ラボマニュアルを >> のマークをクリックして閉じると


    画面が拡大し、HOL Desktop も追従して解像度が大きくなります。


    HOL ラボマニュアルのダウンロード

    現在の HOL のラボマニュアルは各 HOL セッションのリソースタブから PDF で表示、ダウンロードが可能です。

    リソースタブを開き、ラボマニュアルのダウンロードをクリックします。


    PDF のダウンロード、またはそのままブラウザで表示ができますので、ラボマニュアルは別のディスプレイで表示しながらラボを操作することも可能です。



    HOL はこれからも沢山のメニューが追加され、より多くの機能を試せるようになります。

    アップデートが確認できたら追記していきたいと思います。





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