vSphere 8.0 U1、及び vSAN 8.0 U1 が3月に発表され、4月18日に GA され一ヶ月以上経ってしまいましたが整理できてなかったので、今更ながら質問されたときの私自身のポインター用にまとめました。
vSphere 8.0 Update1 Release 👀
— ((yuki)|(kwmt)|(kawaman)) (@yuki_kawamitsu) April 18, 2023
- vCenter 8.0u1 RNhttps://t.co/pCeMTzHw52
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公式のアナウンス関連はこちら
リリースノート
- VMware ESXi 8.0 Update 1 リリース ノート
- VMware vCenter Server 8.0 Update 1 リリース ノート
- VMware vSAN 8.0 Update 1 リリース ノート
Core Tech Zone Blog
公式 Blog 系
- Introducing vSphere 8 Update 1
- Announcing vSAN 8 Update 1
- Announcing VMware Cloud Packs To Accelerate Your Cloud Transformation
PowerCLI 関連の Update
Site Recovery Manager と vSphere Replication
vCenter Converter
それぞれのページ内リンクはこちらから
vSAN 8.0 Update 1 で気になる機能強化
- vSAN Disaggregated Storage (旧称 vSAN HCI Mesh)の機能強化、サポート拡大
- vSAN ESA の Disaggregated Storage
- vSAN ストレッチ クラスタの Disaggregated Storage (vSAN OSA)
- 複数の vCenter Server を使用したクラスタ全体の Disaggregated Storage (vSAN OSA)
- パフォーマンスの最適化、持続性・柔軟性の向上
- vSAN ESA Adaptive Write Path
- vSAN ESA Helper Threads による VMDK 単位の処理能力向上
- vSAN ESA での持続性コンポーネント (Durability Components)
- カスタマイズ可能なネームスペースオブジェクト
- 管理の簡素化
- vSAN ESA デフォルト ストレージ ポリシーの自動ポリシー管理
- Skyline Health インテリジェント クラスタの健全性スコア、診断、修正
- より詳細なパフォーマンス解析 (サンプリング間隔の短縮)
- VM I/O トリップアナライザーのタスクスケジューリング
- クラウドネイティブストレージ関連機能の強化
- ESA におけるCloud Native Storage のサポート
- Data Persistence Platform (vSAN DPp) の通常 vDS サポート
- vSAN Direct Configuration を使用した Persistent Volume のシックプロビジョニング
vSAN は ESA (Express Storage Architecture) の機能拡大と旧称 HCI Mesh の vSAN Disaggregated Storage (日本語訳だと"分離されたストレージ"...とかなり変...)の強化が大きなポイント、その他管理系の機能の最適化が実施されました。
vSphere 8.0 Update 1 で気になる機能強化
- vSphere Configuration Profiles の正式リリース
- NFS トラフィック隔離の強化、NFS3 データストア共有数の拡大
- NVMe over Fabric, NVMe over TCP/IP の各種機能強化
- DPU のサポート拡大
- VMDirectPath I/O、PCIe パススルーモジュールの機能強化
- VMware Skyline Health Diagnostics と vCenter Server の統合
- 仮想マシン レベルの消費電力メトリック
- NVSwitch のサポート
- vTPM を使用する仮想マシンの Fault Tolerance のサポート
- Quick Boot による TPM 2.0 チップを搭載したサーバのサポート
- vVOL の各種機能強化
- 拡張 XCOPY のサポート
- SSD を利用した Boot デバイス上の OSDATA ボリューム用の新しいファイル タイプ
これ以外にも多々、詳細はリリースノートや公式 Blog を参照願います。
やはり、無印 → U1 だと機能強化項目が多いですね