Web Clientを利用する際はいつも証明書の警告を無視して利用していましたがイベントのデモ用でお客様の目に触れる環境を久々に作った際に、6.5以降で証明書がだいぶ親切になっていたので覚え書き。
※証明書インポートしておかないと、データストアブラウザでのファイルアップロードに失敗したりもするので適用しておくことが推奨です。
手順の基本は以下KB参照(KBでは6.0.xの記載ですが6.5以降も基本同じで、一部親切仕様になっています)。
vCenter Server ルート証明書をダウンロードしてインストールして、Web ブラウザ証明書の警告を防ぐ方法 (2148936)
まずはvCenter 6.0.xの画面から。
「▲保護されていない通信」が目立ちます。
証明書のダウンロードは右下の「信頼されたルート CA 証明書をダウンロード」をクリック。
vCenter 6.5では「vSphere Client (HTML5) - 一部の機能」のリンクが追加されていますが基本的に同じです。
vCenter 6.7u1ではHTML5 vSphere Clientにフル機能が実装されたのでメインがHTML5、Flash版はFLEXという名称でサブになっています。
証明書のダウンロード手順は同じです。
ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると、vCenter 6.0.xの時はKBの記載通り、
certフォルダに、 xxxxxxx.0 と xxxxxxx.r1 というファイルがあります。
ここでは
xxxxxxx.0 -> xxxxxxx.0.crt
xxxxxxx.r1 -> xxxxxxx.r1.crl
と拡張子をそれぞれ追加します。
変更後は以下のようになります。
この拡張子の変更作業、vCenter 6.5以降ではZIPファイルを解凍するとWindows用にはフォルダ分けされていてすでに拡張子が適用された状態となり、即利用可能です。
だいぶ親切になりました。
Windowsの場合はファイルを右クリックから「証明書のインストール」を選択。
保存先は作業端末なので他のユーザーも利用できるようにローカルコンピュータとしました。
「証明書をすべて次のストアに配置する」にチェックを入れ、「参照」から証明書ストアを選択します。
ここでは「信頼されたルート証明書機関」を選択します。
「完了」をクリックすれば終わりです。
この操作を、crtファイル、crlファイルにそれぞれ行い、
複数のvCenterなどインポート対象がいくつかある場合は、同様の作業を繰り返します。
証明書のインポート後はWebブラウザを再起動すれば以下のようにすっきりとした画面が開きます。
※接続時にはIPアドレスではなく、FQDNでアクセスしてください。
vCenterもバージョンが進むにつれ、ちょっとしたところが改善されていますね。
お客様に見せる環境などでは見栄えも大事なので証明書は作業端末にインポートしておきましょう。
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