4年前の vExperts Advent Calendar で vSAN の各バージョンにおけるストレージ消費量を比べましたが、仮想マシンのデプロイ方法やストレージポリシーによってストレージがどの様に消費されるかは前回一通り確認しましたが、基本ルールは今のバージョンでも変わっていません。
今回は前回の続きのような感じで 過去に VMTN や Dell Community で vSAN のサイジングや容量監視に関連した質問と回答のポイントをまとめ、最新バージョンの vSAN における容量サイジングの考え方や推奨をご紹介します。
本記事は年末恒例の vExperts Advent Calendar 2022 の二日目を担当しております。
4年前の記事はこちら
- vSAN各バージョン毎の設定によるストレージ消費量について比べてみました
https://kwmtlog.blogspot.com/2018/12/vsan-capacity-consumption.html
本投稿の見出し
- まずは vSAN Ready Node Sizer を電卓代わりに使おう
- vSAN データストアの容量オーバーヘッドの考え方
- 現在の vSAN データストア使用量の確認方法は?
- ホスト再構築の予約 (HRR) を確保しておかないとダメなの?
- vSAN の利用率が 80% を超えると強制リバランスが起きて良くないと聞いたんだけど?
- vSAN リバランス時の帯域制御って出来なくなったの?
- vSAN 7.0 までと vSAN 7.0u1 以降で何が変わったの?
- vSAN OSA・ESA での大容量オブジェクト・コンポーネントの分割サイズ
- ESXi ホスト障害時の vSAN データストア使用可能量ってどのくらいあるの?
- vSAN 8.0 ESA における容量オーバーヘッド
- 仮想マシンのストレージポリシー別の容量オーバーヘッドの考え方
- その他の vSAN 容量サイジングに関する FAQ・注意点